一級建築士事務所 意匠設計 株式会社アルファ設計

▼ タワーブリッジ
イギリス

▼ 設計者
ホーレス・ジョーンズ

▼建築様式
ゴシック建築

コッツウォルズの丘の近くのケンブル村に源泉とするテムズ川。工業化が急速に発展し、諸外国との貿易も盛んになった19世紀後半、テムズ川北側に位置するイスートエンド・オブ・ロンドンの商業発展の為に、ロンドン橋下流の交通整備が急務となった。

陸路の整備を優先にすると、プール・オブ・ロンドンへの船の入港に障害が発生する為、テムズ川を遮断しない形でのデザインを公募する事ととなった。その多くの公募の中から、都市建築家である、ホーレス・ジョーンズの可動橋が採用され、1886年に着工し1894年に完成した。

現在では開閉部分の動力は電力を使用しているが、当初は水力により跳ね上がる構造となっていた。現在も大型船舶入港時には開閉を行っており、開閉回数は少ないが、現役の可動橋として活躍している。